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4月のお知らせのまとめ

更新日:2023年4月20日




こんにちは。


4月は初旬に駅で急に具合が悪くなったり……少々不調で

気持ち的に弱っていましたが、嬉しいことも。


3月24日発売の「身代わりアルファと奇跡の子」のコミカライズ、

大変好評いただき、発売してすぐにこのご時世なのに

紙のコミックスで重版が決定しました💖

読んでくださった皆様、ありがとうございました。

とてもとても嬉しかったです。


重版という言葉を聞くほど幸せなことはないですね。

本当に本当にありがとうございます🫶


といっても、

私は何もせずにただ嬉しい思いをしているだけで、

何よりも篁ふみ先生のすばらしく素敵な作画と

担当様の多大なご尽力によって

このようなすごいことになったわけですが。

こうして一緒に喜びをわかちあえる機会がいただけまして本当に大感謝しています。


そしてそして、


幸いにも巻末に書いたSSの評判もよくてホッとしています。

ずっとずっと書かなければと思っていたエピソードではあったのですが、商業として形にするにはハードルが高い設定だったのもあり、文庫発売のあと、J庭に出るときに同人誌として形にしようと考えていました。

ただその後、4匹のワンコちゃんたちの介護とお見送り、母親の入院手術闘病……という命に関わるあれこれが何年か続き、さらに同時期にコロナ禍、私自身の体調不良もあり、なかなかタイミングよく形にすることができませんでした。

そんなとき、今回のコミカライズの漫画の配信が完結したので、単行本化の巻末にSSもということになり、すごく短い短編でも良かったのですが、MAXのページ数をお願いして、今回、このような形で掲載していただきました。

形にすることができまして大変幸せです。


配信はロズレさんで先行中です →Roseraie

それ以外のところは5/1からです。

またどうぞよろしくお願いします。



また4月10日発売の「皇子と仔猫の愛されっこ」も

少しずつ感想いただけてとても嬉しいです。

担当様と相談して「みにくいアヒルの子」というテーマで

挑戦したファンタジーです。

溺愛スパダリの役割が攻ではなく、猫になってしまった気がしないでもないですが、不器用な人間同士がすれ違ったり誤解したりしながら愛を学んでいくという王道になったかなと思っています。

テーマ的には、人としての言葉すらちゃんと話せず、誰からも愛されていなかったエミルが攻と出会っていろんな感情を知って成長していく過程が「みにくい〜」かなと思っています。

少しでも楽しんでいただけますように🙏


こちらも配信はもう少し先です。

電子派の皆様、そのときはどうぞよろしくお願いします。




 

そしてここから新しい宣伝✨✨


昔、ルナノベルズさんで出版していただいた4作、

ずっとシャイノベルスさんで配信して頂いていましたが、

このたび、新たにクロスノベルスさんで

再配信していただくことになりました。


一気にではなく、一冊ずつ。


一年前にシャイノベルスさんでの配信が終了して「えっ」「どうして」というご意見もいただき、何度かTwitter等で再配信しますと宣言していましたが、私の作業が遅くてこんな時期になってしまって申し訳ないです……。


本当は昨年の25周年に合わせての企画で、新たに、これまで書いたSS等も加えたくて、いろいろと話しあっていたのですが。


今回、

可能なかぎり単行本時のモノクロイラストも加わえることにして配信し直したかったので、このような機会をあたえてくださったクロスノベルズ様、また快くご協力くださったシャイノベルズ様、イラストレーター様および関係者様に心から感謝します。


ということで今月の第一弾の「神に弄ばれた恋」から、

「地下室のワルツ」

「あなたは僕を愛していない」

「楽園は何処にもない」

……と、順次、4冊の配信が始まります。


「この聖なる束縛に」という一冊だけジュリアンパブリッシングさんの

カクテルキスノベルズ様で配信していますが、こちらはそのままそちらで。



で、第一弾はこちら。



4月20日から配信。


あらすじや詳細はこちらから→クロスノベルス

配信先にまだリンクが貼られていないのですが、随時更新されると思います。



などなど


素敵な動画はこちらから→動画



 

ここからはちょっとした裏話


新書発売は2012年。

当時はページ数の制限もあって描ききれなかったことなどもあり、

今回、新たに書き直そうかかなり悩みましたが、せっかくなので、

当時の勢いままの形で残すことにしました。


何年か前、

シャイノベルスさんでの配信開始当初は、

ルナノベルズさんがなくなったのもあって、

ちゃんとしたデータがなく、

印刷所のデータもなく、

朝南かつみ先生のお手元からデータを

いただくことがもかなわず、

かろうじて私がイラストを見せていただいたときの

データで何とか配信にこぎつけることはできたのですが、

それでも当時の技術的な形では、モノクロの絵までは

どうしても加えることができませんでした。


それから歳月がたち、

いろんなデジタル技術の進化もあり、

モノクロも大丈夫という感じになり、


それならば、

朝南かつみ先生の貴重な絵をたくさんの方の目に

見ていただきたいという気持ちで、

朝南かつみ先生のご家族、

クロスノベルスの担当様、

当時の担当様、

シャイノベルスの担当様、

また他社の私の担当様、

たくさんの関係者の方々の

はかりしれないご尽力があって、

今回こうして配信でお披露目することができるようになりました。



なので、なので、

どうか未読の方、この機にぜひ🙏


当時、

朝南かつみ先生には、闘牛の世界を

描いていただくということで、

私の手持ちの資料や動画を何点かお渡ししました。

あの頃は今のようにネットでの動画等々もそう

多くなかったので、私の方から何点か。


ただ、イメージを押し付ける形は

したくないなーと思っていたので、

参考程度に、と。


El Juli、Jose Miguel Arroyo、Castella、

Abellan、Jose Maria Manzanares(息子の方)、

Matías Tejela、 M A Perera、Manuel Diaz等々、


今は、どの闘牛士もおっさんになっていますが、

当時はまだ若くて元気いっぱいだったので、

ちょうどサタナスのイメージモデルにいいかなと思って、

このあたりの闘牛士の写真や動画をお送りしました。


そして、

先生のイメージに合う感じで描いていただけたらと

思っていたところ、


朝南先生……なんとなんと、その中にひっそりと紛れ込ませて

いた私の推しが一番お好みだったらしく、


「えっ、朝南先生、好み、一緒なんだー💖」と、

わあわあ、はしゃいだりしておりました。


そんな矢先、突然のご病気、ご入院、訃報……と続き、

この本の発売日がご葬儀の日となってしまい、


会場に参列にうかがうと、

ご家族やご親族が先生のたくさんの素晴らしいイラストの

御本と一緒にこの本も斎場に飾ってくださっていて、

先生と発売日をこういう形で過ごすことにやりきれない切なさと

先生への感謝と、そして何よりもご冥福を祈ったことを

今でも昨日のことのように記憶に残っています。


澄みきったベビーブルーの空がとても清々しい美しさで、

真冬なのに、陽射しがとても優しくてうららかで、

ちょっと春めいた感じの光の中、先生をお見送りした

ときの、静かで、とても淋しくて、そして胸のあちこちが

痛くて涙が止まらず……



昨年は、先生のご友人の皆様が素敵なオンライン個展を開催され、

もうあれから10年も経ったのだと時間の経過の早さを実感しました。

改めて先生への感謝とご冥福、

そしてこうして再び皆様に見ていただける機会に

心からの感謝を。




追記


10年の間に、先生のイラストを現地で闘牛関係の方にもお見せしました。

スペイン一の闘牛場マドリードのベンタスでも記念撮影。






追記2


今、とても親しくさせていただいている遠野春日先生、

実は、初めてお会いしたのが朝南先生のご葬儀の場でした。

そのときはご挨拶だけでしたが、たまたま次のJ庭で

スペースがお隣になり、またご挨拶して……とくりかえすうちに、

舞台やバレエの趣味が同じだとわかり、

それから交流を持たせていただくように。


朝南先生との哀しいお別れの中で、出会った新たなご縁が

今の私の生活の中での素敵なこととなっていることを、

時々、天国の先生にご報告していることがあります。




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